2014年4月14日月曜日

ポップコーンとジンジャエールと映画の休日・・ではなく

たまには、ポップコーンと特大ジンジャエールを両手に映画館で過ごす休日、
なんてのもいいなぁなどと思いながら
夜のニュースで天気予報を見ていると、

関東は雨。
甲信越は晴れ。
・・・なんだ。それなら晴れている方へ行きますか。と、
やっぱり行っちゃうんですね。
車を走らせ、富士山麓の里山へ。


403段の階段は、腰に来ました・・ちょっとショック。

とはいえ、コースタイムの1/4くらいの時間で第一ピークを通り抜け、
次の頂を目指します。



とてもゆるやかで平和な感じの登山道(いや、ハイキングコース)に、
思わず顔がにやけました。笑)
なんだ~この平和な道はー。

走った方がいいんじゃないかと。
走りませんが。


まっ平で、木のベンチまで設置されているこの頂に到着。

早朝は、雄大で勇ましいその姿をくっきりと見せてくれていた富士の山も、
時間とともに雲の中へと姿を消してしまわれました。

とりあえず、JETBOILでお湯を沸かし、コーヒーをいれ、

3本入り98円のみたらし団子をほおばりながら
目の前の富士山が、また姿を現してくれるのを待つ。

ポップコーンにジンジャエールはないけれど、
いれたてコーヒーとみたらし団子を片手に、
山中湖と富士(雲に隠れた)のパノラマビューをいただく休日もまた良いなぁと。

「ちょっとお茶をしに」行くにはいいスポットを見つけて大満足です。

2014年4月4日金曜日

1年の区切りと今季の目標

1年の区切りというのはいつだろうと考えた時、
「元旦」が、その年の始まりとされていますが、

個人的には、「春」の始まりが新しい1年の始まりに感じています。


春夏秋冬がひとまわりし、また巡って来た春。


そんなわけで、前季の振り返りと今季の目標をまとめておこうかな
と、思い、綴ってみます。


2013年



(写真:赤岳ショルダーリッジの途中)

冬に始めたアイスクライミングから引き続き、
春には残雪のバリエーションルートへ。

初めての赤岳主稜。この赤岳は、その前のシーズンに初めて登った冬山。
文三郎道から目にした、赤岳主稜に取り付くクライマーを見て、
かっこいい、私もあんなことしてみたい。と思ってから、ちょうどちょっきり1年後に、その主稜を登ることになりました。

やりたいと思ったことを、やっていく。 ノリにのっていましたね~。

続いて、赤岳ショルダーリッジ(左)へ。
ひょこっと最後に稜線に出た時の、あのロケーションと画と感動が、目を閉じると今でも思い浮かびます。

その後、立山アルペンルート開通に合わせて立山へ行ったり、小蓮華周辺のザラメ雪を滑走したりと、春らしい滑走に心奪われ・・・
5月中旬の針ノ木大雪渓の滑走を滑り納めとしました。


「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」 (百瀬 慎太郎)

心にぐっときました。




(写真:湯檜曽川本谷)

沢に、はまりにはまった夏。
丹沢の原小屋沢を沢始めに、丹沢・奥多摩周辺の沢、尾瀬・大薙沢、米子沢、湯檜曽川本谷、池郷川上部、などなど、まさに道なき道を行く「冒険」にはまってしまったのでした!

合間に、といってはなんですがクライミングの方はぼちぼちと、
たまに小川山へ通うくらいだったのですが、
鳳来で自己グレード更新(5.11A)をオンサイトした時は、
「もっとちゃんとトレーニングしたら、もっと登れるんじゃ・・」なんて思ったのでした。

ですが、今の仕事の状況や環境、周辺の仲間などを考えると、
なかなかフリークライミングに集中的に打ち込めず、
ふみきれずにいるわけなんです。


ですが、その季節季節に素晴らしい楽しみ方があり、それが山であり沢であり、雪であり岩であり、
幅広く経験するなかで、自分の感性を研ぎ澄まして行こう、と
今は思っています。


夏のおわりに
大事件が発生・・・
岩場で登攀中、キイロスズメバチの大群に襲われ、全60ヶ所ほど刺されるという恐ろしい体験をしました。

1匹に刺されてもアナフィラキシーショックで死に至ると言われているスズメバチですが、
ショックは発症せず、おかげ様で、生きる道へと進ませていただくこととなりました。

もう2度と、
夏の時期にクライミングへは行かない…と、心に決めたのでした。





スズメバチを恐れ、外出を控えた秋・・。もっぱら手芸部として活動しました。
そして。
前季までスノーボードをしていた私ですが、
今季からスキーを始めたいな・・と(何年も思っていたけど)、スキーブーツを下見に行ったら、
買って帰ってくるという(笑)出会ってしまった、わけです。

私、出会いとタイミングには運命を感じてしまうほうなのです。

(写真:爺ヶ岳山頂)

木々が色づく頃には体も順調に復活し、山へぼちぼち戻り始めました。
「山へ行きたい病」を発症した際には、憧れの山、鹿島槍へと足をのばしました。
と、いいますか、当初は爺ヶ岳へ行く予定で出発したのですが、思いの他早く着いてしまい、
鹿島槍(南峰)まで行くことにした、というわけです。
気づけば深く深呼吸してしまうほど綺麗に澄み切った空気と
鮮やかに色づく山容を見ていたら、なんて美しい世界に私は存在しているんだろう・・・なんて、
考えてしまうのでした。



(写真: タツノオトシゴ、ではなくクオークさん)

今季は氷をたくさん登りたい!スキーにいっぱい行きたい!と思っていた矢先・・・
年明け早々の八ヶ岳にて、足の親指を寒さにやられ、
1ヶ月ほど休養・・・。

もう、足から始まって脳みそまで腐るかと思うくらい暇で暇でくやしくて。

大事には至らず、今から思えばたいしたことなかったんじゃ?なんて思ってしまいますが、
あの時きちんと休養したから、今、こんな風に思えるんだよ、と自分に言い聞かせ、
棒に振ってしまったアイスシーズンを後に、
3月からはスキーに舞い戻るのでした。

あ~やっぱり、一度はきちんとスクールにでも入って、
「滑り方」みたいなものを習わないといけないな、と、完全に自己流に滑っている私は、
常に思ってはいたのですが、
せめて自分なりにある程度板に “乗る” 感覚がわかってから、習いたいな、と。

高いレッスンFeeを払うより、何本も何本も回したい、なんて思っていたら、
ついに、スクールに入る事もなく、冬を過ごしてしまいました・・・

来年こそは、ちゃんと習おう。笑)

日本雪崩ネットワークのセーフティーキャンプにも参加。
本当に、有意義な2日間となり、まさに、「受けてよかった」と思える講習でした。

私の滑走レベルでは、当然のごとく、2日目の山ではついて行けていませんでしたが、
心優しい講師の皆さまのおかげで、なんとか山の方はカバーしていただき・・・

実はあの時・・なんて暴露話も本当はありますが、
恥ずかしいので控えておくことにします。


ともあれ、いきなり怪我(?)から始まってしまった冬のシーズンでしたが、
そんな中でも楽しい日々を送れました。

(写真:春ゲレンデ滑り納め@八方)

四季の良さを最大限に感じる、そんな山行を続けていきたい、と、1年を振り返って、
今、そう考えています。

それが今季の目標です。

この夏は、夏山縦走をもっと経験したいな、と思っています。
3,000m越えれば、蜂もいないでしょうし・・・

冬には、絶対、滑りにもっと行きたい!!


そのためには、怪我は禁物です、ね!

Safety is the first priority.


自然と、山と、自分とちゃんと相談しながら、
進んでいきたいと、思います。



ふぅ〜。
また長くなっちゃった。


2014年4月3日木曜日

菜の花のまぜごはん



菜の花のまぜごはんを作りました。
詳しくはDiTBOARDで。


菜の花と言えば、
「菜の花ばたけ~に、入日薄れ~」と始まる、童謡「朧月夜(おぼろづきよ)」が思い浮かび、
この歌って、どこでできたんだろう?とちょろっと調べてみると、

なんと、つい先日お邪魔した「鍋倉山」のある、
飯山市の菜の花畑からできたらしい。

こんな偶然て、あるんですね。

今はまだ、このように雪をかぶっていますが、
春が訪れると菜の花畑が広がるんですね。その頃、また遊びに行きたいです。



ところで、
お花に出会うと、その花の “花ことば” を調べます。
たいてい、すぐに忘れちゃうんですが。(笑)

で、今回も同様に菜の花の花言ことばを調べてみるといくつか出てきましたが、

“小さな幸せ”

というのが、私の心に響きました。


小さな幸せ。訪れますように。






2014年4月1日火曜日

長野、再び。



都心では、桜満開とともに “春” 一色。
人々の心も装いも、まさに春。自然界の変化により、人々も変化しているというわけですね。

さて、私はというと、雪をもとめて再び長野へ。

良く考えてみると、1年のうち、暮らしている(仕事をしている)ので横浜におりますが、
それ以外は長野県へ来ることが圧倒的に多いような。


本日は白馬へ。
まだまだスキー場も営業中、スキー場下部の雪はほとんどとけていて滑走不可ですが、
1つリフトを乗れば、中部~上部はまだまだ滑走できまーす♪

冬のふかふかパウダーもいいけれど、
ぽかぽかの天気の中、スキージャケット脱いで滑る春スキーも、なかなか好きです。


山々を見渡すと、深く暑く覆われていた雪の山々も、木々が見え始め、
人々の装備も分厚いスキーウェアではなく、ソフトシェルやレインウェア、
ビーニーにゴーグルではなく、キャップ帽にサングラス、
なんていうのをみていると、
あ~春が来たなぁ。としみじみ思いました。

小さな島国日本、とは言え、地域によって、何に “春” を感じるのかが違うのって、面白いですね。


白馬三山。

6年ほど前になるだろうか。初めて白馬へ滑りに来たのは。
12月の末に、姉と休みを合わせ、1週間程滞在。
毎日毎日、違うスキー場と温泉とご飯屋さんへいろいろ通い、滑り倒しの年末年始。

その時、この、同じ場所から、この眺めを目にし、
魅了されてしまった。

次の夏には、この白馬三山を縦走。
白馬鑓から猿倉までの下りがとても苦しかったのは今も良き思い出です。

初めてここに来た時から今日まで、本当にいろいろ行ったけど、
あの日、今日と同じような青空の下、
姉と一緒にこの稜線から白馬三山を眺めたことは、
今でも鮮明に記憶に残っている。


な~んて、ことをこの眺めを見ながらぼーっとしていました。

一番上のリフトを何本か回したあと、カフェで休憩していると、
お友達から1通のメールが。

「風、強そうですけど滑れていますか~?」

「リフトも動いているし、快適ですよ~!」

というやりとりをした後、カフェを出ると、
あれ?風が強いぞ・・・。

みるみるうちに爆風が吹きはじめ、リフト運休~
うさぎ平から上が全てストップ。

あれ~~~っ・・・
すごいな、言われた通りだよ。と。

春ですな~。

という訳で、早々に切り上げ決定。

大好きな温泉「倉下の湯」へ向かいました。
さすが時間が早いだけあってか、
女湯貸し切り!!
冬の間は閉まっていたカーテン(?)は開いていて、
外の景色が一望できました。
ちょー気持ちいいぃ~~♡

でもあれだけ開いていて、外から見えないのか?謎ですが、
ま、いっか〜と、ゆーらゆら温泉の中を漂うのでした。

やはり、いいところだなぁ、長野。